デジカメ画像復活作戦(前編)

こんばんは! Benです。今年もよろしくお願いします。
以前にNASのRAIDが崩壊してデータを失った悲惨な事例を紹介をしましたが、そのときにデジカメ画像データが約半年分消失しました。画像は撮影してNASに取り込んだら消していたので、欲しい画像はほぼ消去済み。ということで今回はデジカメSDカードの消去済みファイル復活大作戦です。

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まず使用したのはMAGNOLIAのかんたんファイル復活2です。このソフトは無料ですが使いやすいインターフェイスと、粘りある修復を見せてくれます。100以上あるロストファイルを復旧させようと検索するとたったの6個だけ・・・これは楽しめそうですねえ(^^; このソフトにはクラスタ単位で調べることもできるので、それをやってみましょう。

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クラスタ解析実行中です。このSDカードはFAT32というファイルシステムで、実データを収納するクラスタ部分と、ファイル・アロケーション・テーブル(FAT)という、目的のファイルが記録しているクラスタ番号一覧表みたいな部分とがあります。全てのクラスタにアクセスするので時間がかかるのは仕方ないですね。今回は8GBで20分かかりました。

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その結果、いっぱい出てきました! 画面に写っているのは、消失した大事な写真です。やったー!!! この時点で取り戻したかった画像の8割を戻すことができました。フリーなのにすごいソフトです。

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こちらはクラスタ解析の結果の一部なのですが、全て1MBのファイルが8割くらいあります。アイコン表示では見れるのに実際に画像を開くと正しく表示されません。これはWindowsの仕組みによるもので、サムネイルという小さい画像と、本体は別のところに保存されているからです。実際、の場合、本体データがないとWindows10の大アイコンは表示されますが、特大アイコンは見れなかったのでこれで本体データの有無を判断しました。

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上記のファイルを特大アイコンで見てみると、ご覧のように途中までしかありません。ファイルを普通に削除してもFATのファイル名に削除マークがつくだけで、この時点ではFAT情報もクラスタデータも健在です。このファイルが使用しているFAT情報又はクラスタデータが別のファイルで上書きされると情報がなくなり、当然復活が難しくなります。ご覧の画像はこれらのデータが完全でなかったのでしょう。

実データ削除に時間がかかるから削除マークのみつけるのだと思いますが、この状態だと今回のように復活可能な場合も多く、捨てたパソコンからの個人情報等漏洩などの問題が起きます。パソコンを廃棄するときは、ハードディスクだけ取り出して物理的に破壊するか、完全消去ソフトで不可逆抹消するのが大事です。

本題に戻って画像復活ですが、今回きれいに復活できたファイルは実データが健在でFAT情報もまずまずだったものだと考えられます。8割回収できた一方で、クラスタの実データが全くない画像も1割あり、これはあきらめるしかないです。残り1割はおそらく実データは生きているもののFAT情報が上書きでそれなりにダメージを受けているもの。これを次回、別のソフトで復活させます。

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